疲れない身体

先日のMLBワールドシリーズの山本由伸の中0日での登板には驚きましたね。
しかも球威もコントロールもキレも衰えることなく3回も投げた。
山本やトレーナーは筋肉の張りも無く状態が昨日よりいいから「行ける」と確信していたようです。びっくりです。
山本は普段から筋トレは行わず体幹を使って身体全身を連動させて1割の力で全身が動かせるようなトレーニングをしているようです。

昔の日本人も筋トレなどしていない。生活自体が重労働で疲れずにいかに働くかが大事であった時代。
飛脚は1日200km走り、農夫は1俵60kgの米俵を2俵づつ1000俵運んだらしい。
身体は小さく筋肉隆々ではなかった。どこにそんな力があったのだろう?

スポーツや武道ではよく「力むな、力を抜け」と言われる。
力むと身体が硬くなりバランスが崩れ動きが遅くなる。
力を抜き全身を連動させて動くことで素早く効率よく力が発揮でき疲れない。
これは筋肉でなく強靭な靭帯を使った動きのようだ。
力を抜き筋肉を使わないから筋疲労の張りがでない。
山本はトレーナーの指導で筋肉を極力使わずに筋疲労の出ない身体を作り上げたのだろう。
彼の姿勢の良さや投げる時のバランスの良さがそれを物語っている。

「全身のバランスを維持して連動させて力まずに動く」無駄な力を入れないから筋疲労にならない。
整体でもゴッドハンドと言われる先生は「手の力を抜け、身体を使え」と言われます。
術者も疲れず受け手も気持ちよく身体の奥まで浸透してゆくから効果が違う。

来年も山本選手の更なる活躍を期待しちゃいますね。
自分も自然でバランスのいい動きが出来る壊れない身体を作り上げたいです。

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