身体の構造と健康管理とセルフケア

 身体の構造をテントに例えるとパイプに当たるものが骨でロープが腱、布が皮膚や筋膜などの膜、パイプを接続する部分が関節や靭帯にあたります。パイプとロープだけだとグラグラしてますが布を張るとかっちりしっかりしますよね。人体も同じように骨を多くの膜で繋いで前後左右適切な張力で形を作っています。張力バランスが崩れると身体は歪み不調の原因になります。
 テントは動かないけど動物は筋肉を伸び縮みさせて骨を動かし関節を動かして動きます。内臓を動かして血液を送り、呼吸をし、食物を消化吸収し、細胞の新陳代謝をしています。細胞や組織は全て膜で覆われ区分され、筋肉を包み込み骨を包み込み内臓を包み込み膜は全身に広がり繋がっています。
 膜の弾力性が失われると終日ピチピチの洋服やウエットスーツを着てるような感じで身体は重苦しく固くなり血流やリンパが滞り、痛みや不調の原因になります。
膜が硬くなる原因は心身疲労や怪我、加齢や運動不足、食事など生活習慣など原因は色々ありますけど、生活習慣が蓄積されてくる年齢になると個人差が大きくなり見た目も違ってきますね。

 長年の生活習慣により劣化した身体を再生するには食事や運動など生活習慣の改善と、硬くなった膜を緩めリンパや血流を改善することが大事です。
 セルフケアとしては身体の表層の膜としての皮膚への刺激が有効で、特に手や足、頭など身体の末端部への刺激が有効です。末端部は血管も細く滞りやすく、靴の中で刺激が無くなった足や使いすぎの手、PC、スマホで疲れた目や頭への刺激で血流が改善されると途中の流れも改善されます。
 押し揉みすると硬かったり、痛かったり、むくみでぶよぶよだったりします。特に手首足首周辺の骨の際、爪の生え際、足の指や指の間、骨の際、足の裏など問題のある人はちょっと触れただけで痛いです。(逆に神経の感覚が鈍くなり痛みを感じないくらい悪い人もいます)。
 日頃から痛気持ちいい程度に刺激して末端部をほぐしておくと、血流やリンパの流れが改善され血圧も下がり、むくみや冷え、首肩こり腰痛なども改善してゆくのでお勧めです。

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