病気なんか無い

「病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない」これは古代ギリシャの医学の父といわれたヒポクラテスの言葉。
ヒポクラテスは多くの名言を残していて、現在でも十分通用する健康の秘訣を残しています。
今も昔も病気や体の不調に悩む人は沢山いて数千年たっても変わっていないですね。

「○○病というものははない、バランスの失態なのだ」これは明治生まれで昭和の時代に活躍された仙台の医師、橋本敬三先生の言葉。
橋本先生は病院勤務から町医者を開業しましたが、腰痛とか肩こり、頭痛、身体がだるい、なんか調子悪いという不定愁訴に対して現代医療、医者は個々に病名を付け対処療法に明け暮れ、実は全くのお手上げで原因も分からないから治し方も分からない。
で、患者さんを見ているとその後、民間治療の治療院へ行って良くなっているのを見て、どんなことをしているのか知りたくなった。
そして整体、あんま、鍼灸、接骨師といろいろな民間療法の先生に頭を下げて教えて頂き研究し治療法を探求してゆきます。
そして病気の原因と治し方を見つけ、「万病を治せる妙療法」操体法として世に出します。
これは自分でもできる健康法で、「気持ちいい方に身体を動かせば身体は治ってゆく」として、今では、全国的に知る人ぞ知る有名な療法として施術家や一般に広まっています。
そして生活環境、呼吸、飲食、運動、精神活動が身体に影響する。これらを解決しなければ根本治療はできないと悟ります。
そして「医者になりかけの若いころは病気を治したい一心であったが、だんだんそんなことは下の下だと思うようになった」と言っています。
ヒポクラテスも「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」と言っています。
昔からよく言われているように、規則正しい生活、早寝早起き、適度な運動、野菜中心の質素な食事をよく噛んで食べ、全てのものに感謝し、明るく楽しくストレスのない生き方。これが大事ですね。
152歳まで生きたウイスキーoldparrのラベルの人物もそんな生き方だったんでしょうね。

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