最後の療法

これは誤診と薬害に苦しみ、病院に行かなくても薬を飲まなくても病気を治す方法は無いかと自らその治療法を考えた四国の刃物職人さんとその療法の効果に感激し、奇跡の療法として手技療法家に転身した元外科医が書いた本です。

この鍛冶屋さんが発明したオルゴンリングという金属の螺旋を撒いたようなリングを手首足首など体につけるだけで効果があるが、そのリングで全身を擦る、特に体の末端部の手や足の指先を擦り、滞っていた詰まりを取り去り、全身の血液、リンパ液の流れを改善することがこのオルゴン療法の原理で、多くの病気が改善する理由だ。
この刃物職人の越野さんはオルゴンリングの効果とオルゴン療法の有効性が評価されウエストミンスター大学より名誉理学博士号を授与されています。

そして元外科医の小松先生は切った張ったで一向に病気が治らない現代医療に幻滅し手技療法家になった人です。
当初は末期がんの患者を1ヶ月で完治させたという血液循環療法を行っていたが、オルゴン療法の効果と即効性に魅せられて、オルゴン療法を最後の療法として取り組んでいる先生だ。

このオルゴンリングで身体を擦ると皮膚から白い粉が噴出してくることもあるそうだ。
これは体に溜まった老廃物が噴出したものと思われ、これによって血液、リンパの流れが改善する。

似たような療法に金の棒でこするだけで難病が治る御申杖療法と言うものがある。
これは修験道行者の貴田師が鍼灸師として治療家の道を歩み始め「氣の治療」として編み出したものだ。
これらの療法は氣の流れ、生体エネルギーに働きかけ、エネルギ-の流れが改善しホルモンが分泌され多くの難病が治癒してゆくものと思われる。

これらの氣を使った療法も色々あるが、気功家やヒーラーなど、そのヒーリングパワーによって効果が左右される。
だから同じことをやっても効果に違いが出る。氣は誰にも流れていて敏感な人には感じることができるが、その力は修行や訓練によって強めることができる。
又、生まれながら持っている人、ある時突然目覚めた人、能力に気づいた人もいる。
更にこの効果は受ける側の心の持ちようによっても左右される。有名な先生、信頼している先生にやってもらえるという喜びと期待感で自然治癒力が高まるからだ。まさに信じる者は救われるのだ。

貴田師は修験道行者として修業は欠かせないようだが、越野氏は困ってる人を何とかしたいとの一心でこのリングと療法を編み出した。その熱意と思いが手に宿るのではないかと思う。
どちらにしても苦しんでる人を何とかしてあげたいと思う気持ち、熱意には感動する。
そして日本でもやっと民間療法とされる代替医療に、その効果を認め研究し取り入れる医師がいることは良いこと。そんな先生に見てもらえたら患者さんは幸せだ。
しかし、保険制度のある日本では安く受けられる投薬主体の医療と患者が減ることは当分ないだろう。

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