治癒力
昔、飼ってた猫が車にはねられて血まみれの状態で側溝で見つかったことがあった。
もう助からないかも?と思いながら家に連れて帰り水を与えたら飲んだ。
エサも食べずに動かず、しきりに身体をなめている。
3日位ペロペロとなめていると思ったら、なんと動き出し傷も癒えて治ってしまった。この時は動物の自然治癒力の凄さに驚いたことを覚えている。
今思うと、犬や猫などの動物はなめることに癒しの力があるようだ。
傷ついたところを舐めたり子供を舐めたりするのは本能的に自然にしているのだろう。
1つの受精卵から精巧な身体を作り上げたのは自分自身なのだから痛んだ体を修復する能力も備わっているのだ。
自然治癒力を高めるものとして猫の舌と同じように人間には手がある。
手当という言葉があるように痛みがあると自然と手を当てて押さえたりする。
転んで泣いてる子供の痛いところを擦りながら「痛いの痛いの飛んでけ~」ってやると痛みが軽くなる。
人の手には癒しの効果があるのだ。ただ手を当てているだけでも擦るだけでも気持ちいいものだ。
母の手や好きな人の手は効果が高いが、嫌いな人の手では効果は低い。
動物も人間も心があり意識が身体を変化させるからだ。
魂を磨きながら人間なら誰にでもある癒しの手のパワーを高めて行きたいと思う。